【コレを読めばわかる】セブ島の野良犬事情!狂犬病は大丈夫?もし咬まれた際の対処法も!

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こんにちは。 

セブ島在住でフィリピン人夫と暮らすセブ妻です。

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今回は【コレを読めばわかる】セブ島の野良犬事情!狂犬病は大丈夫?もし咬まれた際の対処法も!をご紹介します。

後半でセブ島に住んでいるからこそみた実話もお話します。 

セブ島の野良犬事情とは?

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セブ島にはまず、数多くの野良犬がいます。

私の周りで数えても、1..2..3..4..5..6..7匹は家の窓から外を見ていれば、見つけられてしまうのです。

なぜそんなに増えてしまうのか・・・やはり、私が予想するに管理体制の問題でしょう。

なぜなら、フィリピンでは野良犬を室内飼いしている家は少なく、首輪が付いていたとしても放し飼いにされていたり、家の表にロープで繋げられていたりします。

もちろん飼い主と散歩している犬もいますが、野良犬を目にする機会の方が20倍は多いです。

野良犬から感染する致死率100%の「狂犬病」


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私がまだセブ島に来て間もない頃、日本にいる時と同じ感覚で野良犬を可愛いと思いました。もちろん日本で野良犬を見ることはほぼありませんが、ペットとして飼育されている犬と何ら変わらないように思えたのです。

ですが、徐々に街並みに慣れてくると、皮膚病にかかって毛が抜けきっている犬がいたり、赤くまだらに皮膚がただれている犬がいたりと日本とは全く様子が違うことに気が付きました。そしてその時初めてセブ島でフィリピン人も恐れている狂犬病について知りました。

狂犬病とは・・・狂犬病ウイルスが主に動物に咬まれることで体内に侵入し致死的な脳炎を起こすため、発病すればほぼ100%死亡する病気

潜伏期間・・・通常1~3か月と長く、1年以上の例もある 

感染する動物種・・・犬・猫・キツネ・コウモリ・アライグマ等ほとんどすべての哺乳動物

狂犬病という名前ではありますが、犬に限った病気ではありません。

セブ島には野良猫も多いので、注意が必要です。

【知っておきたい】狂犬病の予防法


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ココが一番大切です!

なぜなら、狂犬病が怖いからセブ島には行きたくないと思われては悲しいですし、動物との付き合い方を知っている限り、実際にセブ島に住んでいても被害に合う危険性は極めて低いからです。また万が一噛まれたといても対処法が存在します。

ですがまずは、予防法からしっかり見ていきましょう。

①犬・猫・動物全般に触らない

私も犬大好きです。猫も…割と好きです。ですが日本の犬・猫セブ島の犬・猫は生き物として違います!

セブ島にも懐っこくて可愛い犬や猫が沢山います。ですが、撫でたり触ったりすることは止めましょう。

大人しそうに見えても撫でられることに慣れていない犬・猫も多く、びっくりして噛んだり引っかいたりします。(私の友達も一度子猫に引っかかれて病院に通うことになりました)

②エサはあげない

日本でも「餌をあげないでください」という看板を見かけることがありますが、

セブ島でも同じように餌をあげるのは止めましょう。あげなくても、人に慣れている猫などは、膝に前足をかけてきたりします。

ですがそんな時は、心を鬼にして追い払いましょう。一度あげてしまうと、他の犬や猫がたかってくる可能性もあります。

セブ島でやせ細った犬や猫に心が痛んだ際は、

自分の身を発症したら100%死ぬ病から守るという強い気持ちを思い出しましょう。 

万が一噛まれたら!狂犬病の対処法


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そんなこと起きてほしくありませんが、もしも噛まれてしまった場合は、すぐに病院へ行き「ワクチン接種」をしましょう。狂犬病は発病前であればワクチン接種が効果的とされる病気です。

また、狂犬病の予防接種を日本で受けることも可能です。

セブ島に長期滞在予定がある方は、打つことをおすすめします。

ですが!仮に予防接種を受けていたとしても、セブ島で犬に噛まれた、引っかかれた、傷口を舐められたという場合は、すぐに病院へ行きましょう!

※追加予防接種が必要な場合が多いです。 

【番外編】私の近所で起こった野良犬にまつわる事件

ここからは、私の家の前で起こった野良犬にまつわる事件をご紹介します。

 

結論から言うと、放し飼いにされていた斜め向かいの家の犬が殺されました

 

(このような話が好きではない方は、そっとページを閉じてください。)

 

この事件が起こったのは、平日の午前中です。

私の住んでいる家の敷地は「サブディビジョン」と呼ばれ、似たような家が200軒ほど建っている一つの敷地になっています。

その敷地の入り口にはゲートがあり警備員もいるため、敷地内に入ってしまえば人や車の通りは少なく家の周りは基本静かです。

そんなこともあってなのか、私の斜め向かいの家の住人は3匹の犬を放し飼いにしていました。大きさは、中堅サイズです。

首輪はついていますが、リードに繋がれることはなく、四六時中野放し状態でした。前提として、この敷地内で放し飼いは禁止です。

契約書にも記載があります。ですが、その飼い主は野放し状態を続けました。

 

もちろん、犬がゴミを漁ったり、あらゆる家のパーキングエリアで勝手にフンをしたりする(うちも何度となく経験済み)と苦情が上がりました。

ですが飼い主の言い分は「うちの犬じゃない」の一点張りだったそうです。

確かに他の犬が出入りすることもありますが、その飼い主の犬がゴミを荒らしている所や粗相を私たちの家の敷地内でする所を私自身目撃しているので、私たちの中でも悩みの一つでした。

 

そんな時事件は起きました。

 

その飼い主の犬のうち一匹が、敷地内を母親と散歩中だった赤ちゃんの足を咬んだのです。皆さんに先ほどお話しした通り、噛まれた場合は病院に行って狂犬病用のワクチンを打つ必要があります。

しかも咬まれたのは赤ちゃんです。その日のうちに、赤ちゃんの父親が犬の飼い主にワクチン注射代を請求しに行きました。

 

そこで飼い主は「うちの犬かどうかわからないから払わない」と言ったそうです。ですがお母さんは犬の写真を撮っていました。

(もちろん咬まれた瞬間を撮ったわけではないため完全な証拠にはなりません。)

 

そしてまた次の日、赤ちゃんの父親は写真を持って朝早くから飼い主の家を訪ねました。斜め向かいの家のため、私にも話し声や父親のイライラした声が聞こえました。

※ここで皆さん「なんで父親さっさと自分で病院連れていかないの?」と思ったかもしれませんが、狂犬病用のワクチン注射は一本2,000ペソと高く、狂犬病ではなかった場合でも3本、狂犬病であった場合にはさらに2本高額な注射が必要になります。

フィリピン人の最低日給は514ペソ(1,110円)です。2,000ペソの注射を3本打つだけで、半分弱の月給がなくなる恐れもあるのです。

 

そして赤ちゃんの父親の声は徐々に怒鳴り声へ。数秒後、父親の怒鳴り声が途絶えたと思った瞬間、

ボコッという音が辺りに響きました。

今でも思い出せるほどゾワッとする音です。

そして同時にクゥンというような犬の鳴き声、そしてその声も一瞬で消えました。

私は怖かったですが思わず2階に上がり、窓から何が起こっているか全体を眺めました。するとそこには、鉄棒で殴られて血を流して死んでいる犬が横たわっていました。

奇妙なことに外に飼い主は出てきていませんでした。

 

その後、私の旦那さんが夕方過ぎに帰宅し、我慢していた分私は20分ほど泣き続け、旦那さんは近所の人に事情を聞きに行きました。

そして旦那さんは犬が叩き殺された理由を私にこう説明しました。

 

「父親は2回ワクチン注射代の請求に行ったけど飼い主は「洗えば治る」と言って真剣に受け止めなかったから、父親はキレて犬を飼い主の家の前で殺したみたいだよ。可哀そうだけど、父親も我が子の注射代を払わなければならなかったから必死だったんじゃないかな」と。

 

狂犬病は生死に関わりますし、金銭問題に関しては軽く語れる話ではありません。けれど私は、放し飼いにされていた犬は何の罪もなく殺され、勝手に放し飼いにしていた飼い主は罪があっても叩き殺されない。

飼い主への見せしめや腹いせに、命ある犬が人間の代わりに犠牲になる。

人間を殺して殺人罪にならないのであれば、その父親は飼い主を鉄棒で殴ったのでしょうか?

追記:その事件以降、残された2匹の犬の姿は消え、元々家の中で飼われていたと思われる子犬が今大きくなり、また放し飼いにされています。そして、もう一つわかったことは飼い主は家の中でさらに猫を10匹ほど飼っています。

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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